BUILDONE
プロンプトからkintoneカスタマイズを生成し、実環境でテストしてから届けるオペレーター向けツール
このページでは、BUILDONEが何をするツールで、どのような仕組みで動き、 どこまでの操作ができるのかを、機能・設定・セキュリティの観点から説明します。
kintoneはサイボウズ株式会社の登録商標です。kintoneとはサイボウズ株式会社が提供するノーコードツールです。
BUILDONEとは
コンセプト
kintoneのJavaScriptカスタマイズを、プロンプト→コード生成→自動テスト→配信まで1画面で行うオペレーター向けの開発支援ツールです。 agentoneのように無人で動くわけではなく、chatoneのようにエンドユーザーが直接触るわけでもありません。 実行のすべての工程(生成・テスト・デプロイ)は、オペレーターのボタン操作で進みます。
動作原理
プロンプト確定(対話)→コード生成(型・ビルドエラーは自動リトライ)→実環境での自動E2Eテスト→配信、 という工程を順に進めます。BUILDONEにはkintoneのWebhookを受け取る仕組みが一切なく、 すべての処理はオペレーターの画面操作から始まります。
CHATONE
低コード層
人が対話しながら使う。ブラウザ側で、その場で標準機能構築を行う。
BUILDONE
プロコード層/今ここ
オペレーターが1画面で、生成・テスト・配信までを操作する。
AGENTONE
エージェント層
人が見ていない間も、AIエージェントが無人・自律的に判断し続ける。
導入・配布フロー
テナント登録
ライセンスキー+管理アプリのkintone APIトークンで所有権を確認し、テナントを登録します。
E2E用ログイン情報の登録
実際のテスト実行に使う、開発環境kintoneのログイン情報をプラグイン設定に登録します。
カスタマイズURLの発行・登録
生成したカスタマイズは、コードそのものではなく専用URL(トークン付き)としてkintoneのJavaScript設定に登録されます。
契約状態と連動した配信制御
契約を停止すると、次のアクセスから即座に配信が停止(403)。再開すれば即座に元に戻ります。
オペレーター向け画面構成
設定画面は4つのタブで構成されています。
テナント登録 (initialize)
ライセンスキー+管理アプリのAPIトークンで所有権を確認するタブ。初回のみ表示されます。
カスタマイズ (customizes)
一覧・エディタ(生成・テスト・中断)・設計(対話でプロンプトを固める設計エージェント)の3画面で構成。スキーマ生成もここから。
移行 (migration)
アプリ単位のマッピングを指定し、開発環境で作ったカスタマイズを本番環境へ一括デプロイ。
設定 (settings)
対象スペースの選択、E2Eログイン情報、監査用トークン、自社LLMキー(BYOK)、adminトークンの再発行をまとめて管理。
BUILDONEが生成・実行する内容
プロンプト作成
テキスト・画像・PDFから、AIとの対話を通じて要望を構造化されたプロンプトに整えます。既存のカスタマイズを読み込んで改修することも可能。
コード生成
アプリのスキーマとAPIドキュメントを踏まえてTypeScriptを生成。型・ビルドエラーは自動的にリトライされます。
カスタムビューテンプレート
カレンダー・カード・ダッシュボード(KPI・グラフ等10種のコンポーネント)・ガント・カンバンから選んで組み込めます。
スキーマ生成と影響検知
アプリのフィールド構成をスキーマとして生成。フィールドを変更した際、既存のカスタマイズに影響が出ないかを型チェックで検知します。
E2Eテスト
実際のブラウザでテストが行われ、達成すべきこと(ゴール)と成否の判定基準(判定条件)に分けて検証します。一度合格した操作手順は記録され、アプリの構成が変わらない限り同じ手順で再検証されます。
権限・環境分離の設計
開発環境→本番環境の分離
アプリ単位のマッピングを指定して一括デプロイ。専用の本番用機能はなく、同じ生成コードを別のアプリ構成に差し替えて配信します。
E2Eスキップの開発トグル
オペレーター自身がブラウザに手動で立てる開発用フラグ。テストボタンを一時的に隠すだけで、生成・配信そのものは止まりません。
BYOK(自社LLMキー)
認定を受けたライセンス単位で自社のLLMキーを登録できます。キーは画面には返却されず、テナント単位ではなくライセンス全体に適用されます。
バージョン履歴・監査記録
監査記録
プロンプト・生成されたスキーマ・E2Eテストの結果(録画を含む)を、アプリごとに管理アプリへ記録します。生成されたコードそのものは、リース方式の考え方に基づき監査記録には含めていません。
変更の保持とロールバック
配信中のカスタマイズへの変更は自動的に保存され、必要な場合は特定の時点の状態へ戻すことができます(運用チームによる対応)。
セキュリティ・権限設計
生成・テストと配信、2つの認証を分離
画面操作(生成・テスト)はテナントID+管理者トークンで認証。配信は、URLに埋め込まれた専用トークンのみで判定し、Cookieや別の認証を必要としません。
テナントの一意性を保証
テナントIDはkintoneのドメインから一意に導出されるため、同じ顧客に対して重複した契約情報が作られることはありません。
配信専用のセキュリティ設計
配信経路には専用のアクセス制限(レート制限)を設けており、直接の裏側アクセスは許可していません。
トークンをログに残さない
配信URLには顧客ごとのトークンが含まれるため、アクセスログにトークン自体が記録されない設計にしています。
まとめ:BUILDONEが解決する課題
BUILDONEは、「小さなカスタマイズ要望のたびに開発者を稼働させる」という負担と、 「コードを渡した後は改修も保守もできなくなる」という不安の、両方に向き合うためのツールです。 プロンプト作成から実環境でのテスト、配信までを1つの画面に集約し、コードは配信専用の仕組みを通じて届けられます。 対話でその場を済ませるchatoneや、無人で判断し続けるagentoneとは異なり、 BUILDONEは「作って、確かめて、届け続ける」役割を担います。
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